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2015年02月20日 求職者からの質問(業界の将来性について)
就職・転職サポートを行っている際、求職者の方より時々、「法律事務所の将来性はどうでしょうか」という質問を受けることがあります。
理由を尋ねると、近年の弁護士業界に対する、ネガティブな情報が急増していることから、心配になったということです。
正直なところ、答えるのが非常に難しい質問です。
伸びている事務所もあれば、縮小している事務所もあり、一概に言えないからです。
一般企業においても、市場が縮小している業界の中、業績を伸ばしている企業もあるなど、判断が難しいケースがあります。
確かに、法曹人口増加に対して、訴訟件数はそれほど増えていないため、厳しい側面はあると思います。
ですが、競争という意味では、どの業界も一緒です。
肝心なのは、その事務所がどういった取り組みを行っているか。
そして、働いている所員の方が、問題意識をもって業務に取り組んでいるか、そしてスキルアップを図り、事務所の力を上げていくという取り組みを行っているかが重要です。
こういった取り組みを継続的に行っている、良いサイクルができているのであれば、業界が厳しくなっても、顧客に選ばれる事務所になるのではないかと考えています。
業界全体の将来性を考えるのはもちろん大事ですが、経営者の先生がどのようなお考えを持っているか。
そして、従業員である個々の方が、どれだけ当事者意識を持って業務に取り組んでいるか
この点を重要視して、就職・転職活動を行っていただくと良いと思います。
そういった環境で力をつけることができれば、今後につながります。
特に経験者の方は、実力が伴っていれば、再就職、転職しやすい業界です。
ご参考にしていただければ幸いです。
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